病棟、OP室、ICU、救急処置室などの院内の各所に設置された救急カートの管理は予測できない緊急時に対応する為に使用頻度に関わらず最良の状態で管理されなければなりません。
病院の最も注目される手術現場での麻酔、向精神薬などを含む手術薬剤の周術期管理などの論議がされる中で、救急カートの管理についてはあまり多くは語られません。
しかしながら、この管理は地味であり救急救命の為の薬剤キットの準備、使用期限の確認、リコールの対応などを手作業で行っている。作業は救急カートの維持管理の意味合いが強く、モーティベーションの上がる作業ではないために作業ストレスも多く、また夜間に作業が集中する事も多く、人的エラー誘発の原因ともなりかねない。
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